話を聞きましたら、9日間で東京と大阪近辺を資材して回るとのことでした。昨日はその初日で、既に午前中に箱根まで行って来たと言っていました。
何でも小田急のロマンスカーの先頭車に乗って景色を撮影するのが目的だったようですが、ついでに箱根の塔ノ沢まで行って来たと語っていました。
その帰りに新宿から乗り換えて私の所に来た訳です。撮影は私の所で終わりかと思いましたら、その後で渋谷や原宿まで撮影に行くと言ってました。そんな重装備の恰好をしていながら、そうやって方々の取材を重ねて行くのですから、何ともタフな連中です。
ところで指圧の取材の目的は、このスウェーデン国営放送で人気のクイズ番組(「Brain Train」)で使うものだと言うことは前回話しましたが、それがどういうものかはハッキリしていなかったんです。
彼等の説明では、クイズ番組で最初に指圧を行っている映像を流して、その後で私がカメラに向かって日本語で、「スウェーデンの皆さん、今日は。クリスチャン(司会者の名前)さん今日は。私は昔、スウェーデン女王の指圧を東京で行ったことがあるんですよ」と挨拶をした後、「ところで、今行っているマッサージ法は日本語で何と言うのでしょうか。お答えください」と話してくださいと言われたんです。
当初の私の考えでは、もっと指圧をやっている所を撮ってくれるのかと思っていたんですが、そっちの方は簡単に済ませて、私の挨拶の方をメインに撮影されたんです。
やっている内に、成程、クイズ番組だから、私が指圧に関する質問を出して、それをスタジオに居る回答者が答えるんだな、と言うことが納得できたんです。昔、日本で放映されていたクイズ番組、「なるほどザ・ワールド」のようなものだと感じました。
丁度その時間はイギリス人女性の指圧講座の時間で、彼女にやり方を教えながら同時進行でテレビ局の取材に応じて行ったんです。他の方にも取材を見せようと思って、アメリカ人の生徒さん母娘も同席してもらっていたんです。
ですから、そこは大変にインターナショナルな状態になっていましたので、通訳の日本人女性が「ここは不思議な所ですね。日本でありながら外国のような感じですものね・・・」と言って驚いておられました。
取材の撮影の方はリハーサルを行うこと無く、一発で終了しました。その後で、二人のカメラマンに軽く指圧を行ったんですが、今まで受けたマッサージとは違うと言われたので、指圧は肉体的な面だけでなく、もっと精神性が高いものですよ、と返事をしたところ、納得したように頷いていました。
こんな調子でアット言う間もなく1時間が過ぎてしまったんですが、私だけでなく、講座を受けられた生徒さんも、また見学に見えていた生徒さん母娘も皆、お互いに話が出来て大変に良かったと喜んでくれました。
今回の取材が実際にスウェーデンで放映されるかどうかは分かりませんが、もし放映してくれたら、少しは指圧のことが彼の地で話題になるかも知れませんし、昔、私の所で指圧を勉強したスウェーデン人がそのクイズ番組を見て、私のことを思い出してくれるかも知れません。
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