「四句御箴言」

与えられたことを感謝して受けよ
与えられぬことを感謝して受けよ
与えられたことを拒む、これ欲なり
与えられぬことを欲する、これ欲なり



きーさんは何時も、指圧をする時にはゆっくりと、深く、体重を掛けながら圧を加えて行くようにしています。なるべく自分の身体を低くして相手に出来るだけ近付いて圧すようにしています。

そうすることによって相手の身体の表面に強い刺激を与えることなく、身体の深部まで圧が浸透して行くことになり、徐々に凝りが緩んでくることになるんです。

取り分け、相手が病的な症状を持っている場合などは余計に強い刺激を避ける必要がありますので、きーさんがやっているように静かに深く行う必要があると考えます。これは表面を軽く押すと言うのとは違います。

唯、巷の治療院などでは、依然としてコリの強い者に対しては強く表面を刺激する押し方をしている治療師が多いように見受けられます。その所為がどうかは分かりませんが、世間の指圧に対する理解は、強い、痛いと言ったものが多いのも事実です。

こうしたことに付いては過日、「指圧は痛いほうが効くのか?」と題して「exciteニュース」で紹介されています。

ところで現在、指圧と真理の勉強を兼ねて「指圧洗心塾講座」を受講している治療師の方がおられるんですが、最初は何度かご自分の治療の為に来ておられたんです。

その時、彼の親指を見ましたら、関節が節くれだって肥大していたんです。あぁ、これは長いこと親指を使って強く圧す指圧をして来たのだなぁ、と気の毒になりました。

きーさんは30年以上も指圧の仕事をしていますが、それ程多忙な仕事をしていない所為もありますが、両親指とも普通の方と変わりがありません。肥大も変形もしていないんです。

元々、きーさんの左親指が曲がりすぎるので、力が入り難いところがありましたので、親指を多用することを諦めていた所為もあるかも知れません。その分、肘や膝を使ってカバーして来たんです。


で、その「指圧洗心塾講座」を受講している治療師の方ですが、きーさんの治療を最初に受けた時、何となく物足りなかったそうです。自分が強い指圧をしていたことがあったからでしょう。

ところが家に帰ってから随分と楽になって来たそうなんです。その後何回か治療を受けた時も同様に、後になってから良く効いて来たのを実感したとのことでした。

彼は治療を受けていた時分はまだ身体が硬かったんですが、講座を受けるようになって真理の勉強で心が落ち着いて来たことと、指圧のレッスンを受けていることで、ドンドン心身のコリが取れてきたんです。

最近は、きーさんが普通に押しても、アッ痛い!と言われるぐらいに敏感になってしまったんです。これにはご本にもビックリと言うか、余りの変わりように苦笑いをされています。


彼のように最初は硬い体の人でも、ゆっくりと深く圧す指圧を受けていると段々と緩んでくる方が多いんです。そうした様子を見ていると、きーさんのやり方でいいんだなと実感するんです。

以前、指圧の勉強に来られた中年の女性がおられたんですが、彼女は当時 「バセドー氏病」 を患っておられ、服薬をされていたんです。

そんな状態でしたが是非、指圧を学びたいと言って始められたんです。彼女の身体を触って驚きました。肩から背中全体がカチカチだったんです。

後から彼女に聞いたんですが、その当時、きーさんが圧しても全然感じなかったんだそうです。そういう状態で半年以上が経った頃、彼女の様子が変わって来たんです。

上半身がカチカチだったのが徐々にほぐれて来て、これまで全然感じなかったのが、痛いと感じるように変わって行ったんです。その後は普通の人以上に敏感になって行かれたんです。

それと同時に、患っていた「バセドー氏病」の症状も改善されて行ったんです。その様子を見て医者も驚いて、この分では薬も半分にしましょうと言ったそうです。

こうしたことから判断して、指圧を医療的な治療として行う場合は、表面を強く押すのではなく、深部に圧が浸透するように、ゆっくりと深く持続圧を加えることが重要だと言えます。


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